ナサニエル・ホーソーンの『緋文字』をモチーフにカリフォルニアの高校に通う地味で目立たない女子高生が売り言葉買い言葉で大学生と寝たとついたウソが尾ひれが付いた状態で学校中に広まり噂を聞きつけたゲイの男の子から学校内でいじめられないためにセックスをしたというウソの噂を流して欲しいと懇願されて２人がセックスをしたというウソの噂を流してしまったことから始まるエマ・ストーンの出世作となった青春コメディの佳作！親友からもBitchと罵られながらも小説『緋文字』のヒロインに倣い姦婦のイニシャルである“A”の赤い刺繍を私服の胸に縫い付けて校内を闊歩するエマ扮するヒロインが実に清々しくて格好いいですね～ウソにウソを重ねて学校内で四面楚歌状態になっていくんだけど自分らしさを失わず前を向いて真実を語る姿から他人から自分がどうみられようが構わない自分は自分なんだから胸を張って生きていこうというメッセージが込められているような気がして良かったです。また、ジョン・ヒューズ作品へのオマージュもたっぷりで８０年代青春映画が好きな人なら絶対にハマる作品だと思います！邦題は残念過ぎるけどね。
