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ラストハザード 美しきジハード

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ラストハザード 美しきジハード

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DVD/BR

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『ラストハザード 美しきジハード』に投稿された感想・評価

最近モチベやら何やらの影響で映画全然見れてなかったからなー…。
サクッと見れそうなお気軽スプラッターでも見ようかな。と思ったら…




突如として死人が蘇り、ゾンビ化するようになった現代社会。
しかし、死から蘇ったゾンビは生前の記憶を引き継ぎ、ゾンビとなった後でも普通の人間の様に生活できるのだ。
(体が徐々に腐敗したり、生肉以外の食を受け付けなくなるなどの違いはあるが。)
彼らは“半死人”と呼ばれ、人並の生活を送り社会に馴染んでいたのだが、一部の人々や過激派の人間に差別されていた。

恋人に殺されてゾンビ化したアンジェラも半死人達のセラピーに通いつつも生活していたが、豹変した自分自身に戸惑い、全てが変わってしまった事に絶望する日々を送っていた。

ある日、セラピーで知り合ったゾンビ男のルイスの誘いで、アンジェラは“聖母ソルスティス”を崇めるゾンビ達の集いに招かれる。
彼らは「ゾンビが人喰って悪いか!」という精神の元に人間を喰っちまう過激派のゾンビ軍団だった!!!
しかし、その集いを反ゾンビの過激派が襲撃!!!しかもその過激派のメンバーの中にはアンジェラを殺したクソ恋人のジョシュもいたのだ!!!

アンジェラは測らずして、過激派のゾンビ達と過激派の人間達の戦いに巻き込まれてゆく…。




ゾンビが当たり前になった現代社会で、世間のゾンビに対する偏見や差別や、過激派の人類とゾンビの争いを描いた、ちょっと変わり種な社会派ゾンビ映画。
監督は「デビル・ウォーズ/死霊のいけにえ」のマーク・フラットさん。


今作は死人が否応なしにゾンビになる世界が舞台だが、今作のゾンビは体が腐り、生肉しか食えなくなった意外には普通に歩き、会話もする。
今作はそんなゾンビ達が社会的に虐げられ、過激派との血みどろな殺し合いに変貌してゆく様を一人のヒロインを通して描かれる。


前半は徹底的にゾンビ達が虐げらる様が描かれる。
「ゾンビだから」という理由で会社では白い眼で見られ、解雇される。
ゾンビがお店で働いているだけで、過激派の連中は「不衛生だ!」と叫ぶ。
道行くだけで突っぱねられ、過激派には単純に狩りの対象にされる。
ゾンビ達がいじめられ、痛めつけられるシーンは実に生々しく、観ていて物凄いドン重な気分に…。

んで後半、ゾンビ達も反撃に回るのですが、このゾンビ側の反撃シーンまでもが人間側のしてきた事と同じくらい残酷に見える。
生きたまま食いちぎられるゴア描写を挟んでいるのもあるけど、それ以上に殺される過激派の表情が悲痛。


登場人物も善良な人々ばかりが悲痛に死にまくり、イカレた連中ばかりが目立ちまくる。
人間側の過激派は完全にキチガイ集団で、特にリーダーのイカレビッチはゾンビ化した仲間を殺すわ、そこら辺のゾンビをフラストレーション発散の為に狩るわで完全にサイコパス。
ゾンビ側の過激派もヒロインに怪しい儀式を施すわで、どいつもこいつもろくな奴がいない。

クライマックスでは人間側の過激派もゾンビ化して殺し合う、実に不毛な戦いに…。
同監督の「デビル・ウォーズ/死霊のいけにえ」で見せたバイオレンス&残酷シーンはこの頃から冴え渡っていて、クライマックスではブルータルで血みどろなド突き合いがこれでもか!と言わんばかりに描かれる。


その一方で、ヒロインがどちらにも属さず自分なりに道を見つけたり、過去のキチガイ恋人とケジメをつける物語をガッツリ描いているのも面白い。
ラストでヒロインが恋人に復讐する様は実にスカッとして、カタルシスを得られる。
「死霊のいけにえ」もそうだが、この監督は虐げられたりしてイカレた女性の行く末を血みどろでやりすぎなバイオレンス描写で描くのが好きなのだろうか?w
(多分、それがマーク・フラットさんの作風なんだろうな。)


そんなこんなで、設定も斬新だし、「人種差別」を題材にした社会派なドラマは中々引き込まれる。
低予算ながらスプラッター&バイオレンス描写も中々良く出来ていると思う。

ただ、今作はインディーズ規格の超低予算映画なので、ビジュアルがショボいと感じる場面は沢山あるし、描きたい世界観に予算が追い付いてない感もある。
お話自体も退屈ではないがやや長く間延びしてる。
幸い、お話が面白いので最後まで楽しめたけど、正直109分はちょっと長いと思う。wwwww
後、一番キチガイでクソビッチな女が居るのだが、そいつが余り痛い目を見ずに終わってしまったのもちょっと残念だった。
(他の連中は悲惨な死に方をしたのに…。)


残念な所もありますが、無予算&無名のゾンビ物にしては頑張った方ではないかなと。
ちょっと変わったゾンビ映画や、血みどろスプラッター映画好きなら何かしら得る物はあると思うので、あんま期待せずにどうぞ。
万人にはオススメ出来ませんが、俺は本作、結構な良作だと思ってます。
4.1
近未来、全世界で最近死んだ者が生き返る謎のウィルスが突然発生。恋人のジョシュに撃ち殺されたアンジェラも不死症候群(ゾンビ)となるが…というストーリー。
死者が突然蘇るようになった世界で人間達と死者たちとの対立を描いたアクション風味のゾンビ映画です。
蘇った死者たちは「半死者」と呼ばれ、生前と同じ意識と知能を持っており危険な存在ではなく、社会的に半死者と人間の共存は認められていたが、その存在を受け入れられない過激派は彼らを狩り立てて殺して回っていた。アンジェラは同じ境遇の半死者たちと協力して暮らしていたが、過激派の標的となってしまい、という内容です。
未公開低予算ゾンビ映画ながら中々の力作となっております。監督は「死霊のいけにえ/デビル・ウォーズ」のマーク・フラットです。
ゾンビ映画なんですが、通常のゾンビ映画と違い本作のゾンビはちゃんと自分の意思もあるし知性もあります。死んでいることを除けば普通の人間と変わらないんですが、ゾンビであることを理由に差別され、会社でも同僚に「あんな死体と一緒に仕事できるか!」と解雇されて仕事にもありつけず何もしてないのに通行人にいきなり殴られ罵倒されるゾンビの描写はかなり可哀想です。
ゾンビが「半死者」と呼ばれて一応共存を認められていて、ゾンビであることを隠すために生きた人間のように見えるスキンケアクリームがあるといった設定は面白いですね。
本作ではゾンビ視点で描いているので人間が悪として醜く描かれています。過激派の連中はネオナチみたいな感じで歩いてるゾンビ拉致ってバットでボコったりしますし、議員もテレビで公然と「死者たちは処分すべき」と発したりします。ほぼほぼ人間側に共感できるような奴はいないですね。
また、ゾンビも一方的な被害者ではなく、「聖母ソルティス」と呼ばれる人物を崇め、「ゾンビなんだから人間食って何が悪い!」と人肉を喰らう過激な集団も出てきて、ゾンビ映画の醍醐味の一つであるお食事シーンもちゃんと描かれています。それだけでなくナタで頭部切断や頭部貫通したりショットガンで頭部吹っ飛ばしたり生首を棒に突き刺したりといったゴア描写も盛り込まれています。
ゾンビメイクは顔を白塗りにした感じで、顔に穴が開いた人も出てきますが、基本的にそんな凝ったメイクはしてないですね。
ゾンビが人間を食う理由もちゃんと用意されているのもいいですね。
前半はゾンビとなった主人公アンジェラがゾンビの互助会みたいなコミュニティに所属したり、会社や日常生活で不憫な目にあわされたり、スキンクリーム塗って生きた人間に偽装して会社の面接受けようとしたといった日常と、元カレジョシュがゾンビ撲滅派の過激派に属していく姿が描かれていき、後半、聖母ソルティスが率いる過激派ゾンビ達の元に連れて行かれたアンジェラとそこに殴り込みをかける過激派の隊長とジョシュたちとの血みどろバトルが繰り広げられるバイオレンス展開になります。
社会派な感じで進んで行くかと思きや、ゴア描写や中盤では銃撃戦も盛り込まれてアクションホラーみたいになっていくのもどう展開するのか読めなくて面白かったです。ラストのアクションはちょっとショボイ気がしますが、低予算であることを考えれば健闘したほうなのでしょう。でも、低予算ながらもソルティスとアンジェラとの戦い等は殴り合いやナイフの差試合などがブルータルでバイオレンスな感じで描かれていくのは次の「死霊のいけにえ」にも受け継がれていましたね。まあ、でもやはり低予算なのでビジュアルにショボさはあります。
主人公アンジェラは巨乳美女で常に太腿露なミニスカで、ゾンビになった悲哀を醸し出していますね。前半は状況に流されてる感あったアンジェラだけど、終盤では自分の意志で血塗れになりながらも戦いに挑んで打ち勝っていく姿が美しくカッコよかったですね。
主人公の元彼ジョシュはかなりウザいキャラで、ラストのアンジェラの逆襲は本当にスカッとします。
ゾンビ狩りの女リーダーもウザいですが、森の中で過激派ゾンビに襲撃受けた時も銃撃で次々倒していくし、過激派ゾンビ達のアジトでも複数相手に奮闘したり女ながら隊長だけあってかなり強い所と、ラストの男前な行動はちょっと感心しました。ただ、彼女の復讐の方法はちょっと疑問でしたが。あれだけゾンビを嫌っていたのに・・・潜入の為とはいえ自分がそうなるんかいと。
ラスト、鏡の前で生きた人間に見えるメイク落としてすっぴんゾンビ顔になって微笑む彼女は社会に適応することを諦めてゾンビの自分として生きていく覚悟決めたのかな。
低予算でビジュアル的にショボい所や監督の演出力が追い付いてないと感じさせる所もありますが、異色のゾンビものですが、ゾンビ好きなら断然お勧めです。
"人間の心を持つゾンビの格差社会との葛藤"という斬新な設定が良かった

中でも"ゾンビ同士のカウンセリング"という他のゾンビ映画では中々お目にかかれないシーンが印象的