ざきを

グローリー・ロードのざきをのレビュー・感想・評価

グローリー・ロード(2006年製作の映画)
5.0
チャンスは掴み取れ
チャンスは勝ち取れ

カレッジバスケットボールの偉大なコーチの1人ドンハスキンズ監督の自叙伝。
人種差別が色濃く残る1966年に、テキサスウエスタン大学で黒人チームを結成し、バスケだけではなく、差別とも戦う。

黒人選手を見下した考え、意味のわからない暗黙のルールがある中で、黒人選手の底知れない強さを見出し迷い無くスカウトを決めるハスキンズ監督。元々勝つためだけにスカウトし育成していくという考えが、次第とアメリカのバスケ界のあるべき姿を作っていく。
さまざまな壁がある中でも、世界にも、そして身内にも真正面からぶつかっていく。そのハスキンズ監督の姿勢が素晴らしい。かっこいい。そして強い。

また指導者としての姿勢にも学ぶことが多かった。
選手は指導者によって伸びていくのと同時に、指導者も選手から学び伸びていく。
基礎も大事だし、個性も大事。伸びるきっかけ、成長するきっかけは失敗から得ることが多い。様々なものを共に越え、共に成長して、共に強くなる。
選手も、監督も共に成長する。そんなチームが強いチームなのかもしれませんね。
ざきを

ざきを