Maoryu002

グローリー・ロードのMaoryu002のレビュー・感想・評価

グローリー・ロード(2006年製作の映画)
3.6
1960年代、南部エルパソで無名大学のバスケコーチとなったドン・ハスキンズ(ジョシュ・ルーカス)は、勝利のために優秀な黒人選手たちをスカウトする。黒人の出場が嫌われる中、彼らは破竹の連勝を続けるが、やがて迫害を受け選手たちは恐れ萎縮してしまう。

やっぱりスポーツものは盛り上がる。
特に最後の試合は手に汗握る面白さだ。試合展開はもちろん、迫力のダンクなんかも気持ちいい。
ただ、実力はあっても出られなかった白人選手たちは可哀そうだった。

映画のつくりとしては、迫害、練習、試合、夫婦の葛藤が細切れで繰り返されるだけで流れがなく、ちょっと雑に感じてしまった。
結局、コーチの指導哲学は正しくなかったの?厳しい規律は無駄だったってこと?

1960年代という熱く危い時代、しかも南部の街でこういう実話があるということは感動的だし、エンドロールで語られた、苦しい環境の中で必死に努力を重ねたという彼らの話にジーンときた。
Maoryu002

Maoryu002