仁

光陰的故事の仁のレビュー・感想・評価

光陰的故事(1982年製作の映画)
3.7
これが台湾ニューシネマの始まり...!!
エドワードヤン目当てで観たけど他の作品も良かった。以下個別の感想。

第1話「小龍頭」
セリフの少なさ、ソリッドな構図、既に台湾ニューシネマのフォーマットが完成されてて驚いた。夢の世界感は後のチェンユーシュンの表現に通じるものを感じる。

第2話「指望」
我らがエドワードヤン処女作、まだ撮り方が固まってない感じ。ラストのシークエンスにらしさ全開のメッセージが凝縮されていた。これ全然長編で観たいよ。

第3話「跳蛙」
途中までしっかり台湾ニューシネマだったのに最後ダサいスポ根になっちゃってガッカリした。ここだけ香港映画みたいなテイスト。

第4話「報上名来」
オッサンが家にインキーしちゃっただけなのに見てられるんだよなぁ...たったそれだけの話なのにどこかホッコリしてしまう。短編としては一番ちょうどよかった。
仁