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バトル・オブ・リガのcamusonのレビュー・感想・評価

バトル・オブ・リガ(2007年製作の映画)
2.5
珍しいラトビア映画。
バルト三国のどこか くらいの知識しかありませんね。

第一次世界大戦後、ロシア革命のさなかの1918年。
ラトビアは独立を宣言していたようです。(気づかなくてスマンm(_ _)m)
本作は、独立宣言後のロシア・ドイツ統一軍による
首都リガへの侵攻を扱った作品のようです。

主人公男性は、ラトビアの独立のために国軍を作ろうという運動家?
婚約者との結婚を間近に控えていたのに、
すぐ帰ると言って出征したまま何年も帰ってこず、
婚約者女性がその帰りを待ち続けることになるという出だしです。
(この出征の目的がよくわからない。)

主人公がようやく帰って来たところ、
婚約者の女は、言い寄ってくる金持ちの男もいるし、
こんなに待たせるなんて愛してないに違いないなどと言い出して、
ゴタゴタするという、どうでもいい緊張感のない話が続くのが前半です。

後半は、ロシア・ドイツ統一軍がリガの街に侵攻してきて、
雰囲気が一転、やっと戦争映画風になります。

軍隊の体を為していないラトビア軍が敵う相手ではないため、
政治家は住民に対してリガの街の明け渡しを説きますが、
主人公男はこれに反発して、奇跡の大逆転ウルトラC作戦を考案。
住民達も賛同して、命がけで闘うことに。

全体的には、絵作りはとても丁寧なのですが、映像が小綺麗すぎて、
臨場感や切実感、躍動感が今一つ伝わってこない感じがしました。

ヨーロッパは石造りの街というイメージがありましたが、
木造構造物が混じった美しい街並みでした。
特に木造の橋が美しく、これが爆破される映像は見ごたえがありました。

一方、ストーリーは、
悪いドイツをやっつけて独立を勝ち取るという単純な勧善懲悪で、
深みが感じられませんでした。
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