ひとえに落ちこぼれと言っても、その背景はさまざま。
勉学に励みたい気持ちがあるにも関わらず、家族や経済的な理由から儘ならない、むしろ我を通しきれない優しさと弱さを持った生徒達。
そこへ赴任してきた数学教師が踏み出す勇気を与えてくれた。
学ぶ楽しさ、賢くなる事で得られる幸せ、そして何より自分に対して期待することの出来る高揚感。
学校という場所で教育される事の意義が詰まっていたように思う。
しつこく疑われても、腐らず再挑戦した生徒達。
自分自身と仲間、そして先生への信頼がしっかりと根ざした結果だと思う。天晴。
