田舎のオタク高校生の日常を描く。
見る限り冴えない生活の極みで、どこを切り取っても外している。ここまで統一された外しは狙わないと出来ない。
主人公役のジョンへダーは実はイケメンだし、ダサく見せてるけど、ダンスとかスタイルにカッコ良さを隠し切れてない。
全体に漂う気怠さは退屈とも言えるが、多様性の受容であり愛らしい。
音楽で言えばまさにオルタナティヴ…！
バス男というタイトルに文句噴出らしいが、
この気怠い感じは日本受けするかと言うと中々難しい所で当時の世相と合わせて大衆狙いを考えると幾分妥当ではないかとも思う。
ただそれよりカルト映画的ポジションを狙ったり（意図するのも違うか）カルチャーに精通してる人達からの熱い支持を狙った方がよかったのかなとも思う。
センスの良い人によるダサさの演出にはかなわない。
