このレビューはネタバレを含みます
老人と体を交換させられてしまう若者の話。
「賭けに負けた若者が老人と体(脳)を交換する」という、このブッ飛んだ設定自体は面白いと思うんですよ。
ただ、体を交換してからの展開が、あんまり跳ねないと言いますか。
映画全体のトーンが暗いし、テンポも悪いんですよね。
体を交換した事で生じるギャップをもっとギャグにして描いても良かったし、主人公の復讐劇も、もっと練り込んで欲しいところ。
主人公がどうやって復讐するのかと思いきや、結局は泣き落としで再戦を要求するだけだったので、ガッカリしちゃいましたよ。
「老人と若者が体を交換する」というワンアイディアだけで突っ走る出オチ映画で、それ以上のものが出てこない残念な作品でした。