めめ

天才マックスの世界のめめのレビュー・感想・評価

天才マックスの世界(1998年製作の映画)
4.0
とても1998年の映画とは思えず、まったく古さを感じない。オシャレさのほうが先行している。現在のウェス作品ほどの左右対称はないんだけども、横移動はあります。笑
主人公マックスは自分勝手、虚言癖、傲慢、なうえに行動力がえぐく、そこに童貞特有の思い込み自分勝手さがあるのでとても見てられません。なのにコミカルさ・オシャレさが勝つのがやっぱり好きなところ🙂この作品製作時の監督は28、29歳なので、父親よりも子供側に共感して作っている印象をすごく受けます。「ファンタスティックMr.FOX」「ムーンライズキングダム」では、息子ではなく父親が成長するエンドを迎えているので、この「天才マックスの世界」含む初期作品との変化を感じる。
正直私はビル・マーレイをウェス作品でしかしっかり見たことないので、毎回歳下の美女に惚れる情けないおじのイメージがついちゃってます笑 新しめの作品から遡ってみているから、ウェス常連組の俳優たちがこんなに初期から常連なんだ!と思って、なぜか嬉しくなっちゃいました🫶
原題の「Rushmore」がすごくいい。マックスだけの話じゃなくて、皆がそこにいる学校という場所が主題の話なんだなあ。邦題は全然違う感じになっちゃったけどそのままだと観る人いないと思うので、仕方ないと思います笑
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