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トラブル・イン・ハリウッドのharuのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

映画業界の大物プロデューサー、ベンが2週間でクリアしなければならないミッションは以下の3点。
①試写会で9割の観客から大ブーイングを食らったショーン・ペン主演映画のオチを変更するよう監督を説得すること
②新作映画の主演ブルース・ウィリスのモーセ並みのヒゲ面とメタボをどうにかすること
③プライベートのゴタゴタ

結論から申し上げますと、①失敗②成功③失敗です。
②はブルース・ウィリスが本人役で出演してますので成功させないと彼の好感度が下がってしまうから?と邪推してしまった私。どうせなら全部成功させるか全部失敗させてくれよ!これじゃあただのベンの日常だよ、と思ったり。
①はおもしろかった。カンヌに出品するんだったら監督のオチで良いじゃん!とか思っちゃったけど、ハリウッドでは映画は娯楽ではなく立派なビジネス。すべての観客を満足させることは不可能だけど、より多くの人が満足するオチに変更するのはとてもリアルでおもしろい。私たちが流す感動の涙は、すべて彼らに計算されてんだと思うとちょっと微妙な気持ちにもなりますが(笑)
プロデューサーとして息つく暇もなく駆けずり回るデ・ニーロの姿に同情しかけますが、あんだけ忙しいのに元妻2人に子供3人、さらに若い子と遊ぶ時間はあるらしく、それなりに楽しんでるみたいです(笑)

可もなく不可もなくってやつでした!
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