Zoloev

トゥルース 闇の告発のZoloevのレビュー・感想・評価

トゥルース 闇の告発(2010年製作の映画)
4.5
truth「真実」こんな秀作が陽の目を見ないなんて(;_;)
この映画に一切、ボスニアの明るい陽気な日差しが降り注いだ街並みは一切出てこない。
終始中世ヨーロッパの古い街並み、雨が降ったレンガ畳、ずっと暗い雰囲気が漂う。ボスニア紛争が終戦した後の平和維持軍が駐留するボスニア本土で、国連監視団、民間平和維持軍が人身売買に加担し、性の奴隷として女性を売買してた事実を1人の維持軍として派遣された女性警官が、この事実を知り驚愕する。

日本でも、大戦中にアジア各地で現地の女性を性奴隷として扱ってる事実はご存知の通り。そして現在もあらゆる紛争地域で性奴隷の話は無くならない。本編もかなり辛いシーンがたくさん出てくる。
主演のレイチェルワイズは、この作品の撮影時もあまりの辛さに体調を崩しながら撮影に挑んだとの事。
ボスニアではくちゃくちゃな事が当たり前なんだよ、アウシュビッツの灰が今の国連を形成し、アメリカが操作している・・・こんな皮肉めいた言葉が本編には出てくる。確かに今の国連って独立した機能はしていない。
いつの間にやらアメリカの息のかかった御用聞きだ。辛いシーンたくさんだけど観るべき映画であり、これが実話という事で戦争って善悪の区別のつかない様にしてしまう悪行なんだな_| ̄|○
観終わってテレビを変えると松下奈緒のドラマがやっていた。明るい恋愛ドラマ・・・重い映画の後に恋愛ドラマは色んな意味で辛く悲しい。