台詞にも登場したけど、ファスビンダーが「自分を解き明かす」ためにつくった映画なのかな それくらいにファスビンダー本人の人生そのものが作品の核になっていた
性転換手術をしたが、「別に男が好きなんじゃない」というあたりでぐっとのめり込む 一気に分からなくなるから 複雑怪奇な他人の心の中なんて分かるわけない、でも何もかもが理解できないわけじゃない 突然室内でテレビのモノマネして踊り出すのも、好きな人のために性転換するのも、分からないと分かるは常に不可分のままで眼の前に居る
何回でも観て、何回でも分からないままでいたい作品