暁月

イノセンスの暁月のレビュー・感想・評価

イノセンス(2004年製作の映画)
5.0
押井守監督の代表作「攻殻機動隊」の続編。

なんでも当時ハリウッドから「攻殻機動隊2」として公安9課が活躍するアクションサイバーパンク作品をオファーされたそうですが、丁重にお断りをしたそうです。

そうして制作された本作は周囲の期待値も高く、派手な展開を期待されていたのですが…

しかし!蓋を開けてみると「地味、難解、期待してたのと違う!」と、公開当初の言われようは酷かった…

個人的には「おお!こう来たか!」って感じで好感触だったのですが、周りの映画好きの友人達との温度差のある会話に苦労したのを覚えています。

内容としてはシンプルに、「愛の形」「愛されるという事」「無垢故の愚行」そして「孤独の定義」等が人間、人形、動物を配して表されてると感じました。

決して「万人向け」とは言えないかもしれませんが、観て頂きたい作品です。

コンビニのシーンの物理演算は凄い!の一言です。
暁月

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