ヒッチコックのイギリス初のトーキー映画にしてサスペンス。
サイレント作品では一度も登場してなかった(見つけられなかっただけ?)監督、今作ではしっかり隠れヒッチ見っけ!笑
毎度の事ながら可愛い♡
トーキーと知って観始めたものの、序盤はサイレトで描かれていて一作の中で両方を味わえる贅沢な構成でもあり、ヒッチらしさも満載だった。
流石!サスペンスの神様と言わしめる演出が冴え渡る。殺しのシーンは勿論、ゆすり、ゆすられる立場の入れ替わり、小物使いにも しっかり神経注がれてる。
大英博物館内での大掛かりな追っかけっこシーンは見所でもあるし、階段上りや遠景カットは後のアレコレ作品を彷彿とさせる。
ゆする側に形勢逆転するや、後ろにひっくり返るんじゃないの?!ってくらいふんぞり返る何ともわかり易い優位感にはちょっと笑えたりも…
ヒッチコック作品、気付けば21本目だけど観れど観れど奥が深い作品達。まだまだ追っかけて行きたい欲は収まらない。