癖、癖、癖が強過ぎた~!
監督の独特の感性もあってか、コレは変態映画との前評判を耳にしつつ敢えて挑戦。
怖いもの見たさで逆にそそられる感じ。
なる程!なる程!なんだけど...
簡単にに言うと『ローズマリーの赤ちゃん』に近い気味の悪~いホラー作品と言った印象。
包帯ぐるぐる巻やトイレに佇む人達、下手な女装に、抜けた前歯、、、
それにしてもよくもこんな事考えられるものだな...って感心する。
ひゃー!な車の事故シーンなんて『チャイナタウン』を連想したりもした。
隣人トラブルに騒音トラブル、集合住宅ってこんなリスクもあるよなって妙に納得しつつも、そんなにギスギスしないでよってどこか冷めて見たり。日常生活の中でジリジリと煽られる恐怖心が身近だからこそより恐ろしい。
総じて居心地の悪い、気味の悪い、精神を圧迫する作品なんだけどやはり否定出来ないのは随所に見られるお洒落な構図と映像。
その洗練された感性はやっぱり嫌いになれないし、むしろ好き。