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恋のドッグファイトのnozomiのレビュー・感想・評価

恋のドッグファイト(1991年製作の映画)
3.7

ベトナム出征前夜の、海兵隊員の恋の行方を描いたストーリー。

1963年。若き海兵隊員達は、次の日から沖縄を経由してベトナムへ出征することになっていた。

アメリカン・サンフランシスコでの最後の夜、彼らはあるパーティーを企画する。それは、パーティーに参加する者達がそれぞれ不細工だと思う女の子を連れてきて競う「ドッグファイト」というものだった。

主人公の青年エディ・バードレイスとその友人達は夜のパーティーに向けて街中で女の子を探すがなかなか捕まらない。

エディは、雨を避けるために入ったカフェのウェイトレスのローズを誘う。二人はパーティーに参加することに。ドレスに着替えてお化粧をして綺麗になったローズに、エディはパーティーの内容を話すことができないまま、二人は会場へと入っていく。

エディ役は「スタンド・バイ・ミー」のリヴァー・フェニックス。ローズ役は「アリゾナ・ドリーム」のリリ・テイラー。

出征前夜でヤケクソ気味な海兵隊員達。エディも勿論そう。けれどそのせいで傷付けてしまったローズの元にちゃんと謝りに行き、そこから本当のデートが始まる。どこかぎこちなくて健気で可愛い二人にときめきました。

使われている音楽も相まって、戦争の話というよりも、ゆったりとしたラブストーリーという感じ。

戦争のシーンはほんの少しだけでしたが、現実を突き付けられているような展開。戦争ってそういうものだよなあ、としみじみと思う。
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