企画ありきの作品。脚本をどうにかできなかったか?
演出もだけど自然体すぎて嘘臭かった。
そして子どもと父親としてのデニーロ。完璧なイメージだ。
四人の子供たちを立派に育て上げ指揮者、ダンサー、広告マンとなり順風満帆に人生を送っているはずだった。
しかしみんな父親に心配や迷惑をかけないようにと気を遣ってきたがそれ故に疎遠になって行ってしまった。
結果として父は子供に求めすぎていたのだ。
ファザコン野郎の自分は父に認められるような人間になりたかった。しかし何一つ自慢できることがない。
なかなかズブズブと心に刺さってきてつらい。
届かない手紙はつらい。想いを伝えることができないのもつらい。声を聞けないのもつらい。
感傷的になるね。