松岡茉優

アップルの松岡茉優のレビュー・感想・評価

アップル(1980年製作の映画)
4.7
神。最高にぶっ飛んだミュージカル映画。
世界観といいダンスといい全てがぶっ飛んでる。真っ当な男女2人の歌手としてやっていくはずが、女の方だけ悪徳音楽会社に誘われてデビューしてしまったのをアダムとイブ要素を混ぜて描くという訳わからん設定の映画。字幕なしのブルーレイで観たが、ずっと画面に釘付けになるくらい衣装もセットもダンスも魅力的だった。近未来(1994年)の絶妙なダサカッコよさが本当に好き。男女のデュエットなのに周りで踊ってるやつが派手過ぎてそっちにしか目がいかないのが面白過ぎる。これくらいやりたいことやりまくってる映画を嫌いになるはずがないでしょ!
個人的には『ボーイフレンド』でプロデューサー役だったヴラデク・ジェイバルが悪役なのも最高。誰も言及していないが、手塚眞『星くず兄弟の伝説』の元ネタっぽさも沢山ある。(銀色の角ばった衣装、ラストの車、レコード会社などなど…)
松岡茉優

松岡茉優