松岡茉優

悪魔のシスターの松岡茉優のレビュー・感想・評価

悪魔のシスター(1973年製作の映画)
4.5
偏愛映画。冒頭のクイズショーの再現ドラマと同じ状況が現実でも反復されたり、カットが変わり視点が切り替わることで、自然と空間の広さを演出する面白さよ。隣人の記者が無駄に癖強かったり、黒人の青年にアフリカがテーマのレストランチケットをプレゼントするブラックユーモアやラストショットなどなど全体的に歪んでいる。とにかくどこに進むか分からない展開と終盤のメチャクチャな感じに感動した。デパルマお得意のスプリットスクリーンはほぼ意味をなしていないのが残念。普通にマーゴット・ギターの乳がデカすぎたし、めちゃくちゃ怖いシーンのはずなのに必要以上に服の上から触るウィリアム・フィンレイにちょっと笑っちゃった。
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