母親の狂った教育により35年間一度も外に出た事の無い見た目は大人、頭脳は子供の主人公バビー。
外には毒が蔓延しているから出ては行けないと言われ監禁状態。母はガスマスクを着けて外出。待てと言われたら帰ってくるまで動く事を禁じられ、それによりおもらししたら「なにしてんの！」とぶたれる。さらには毎晩母親とセックル
外の世界も知らず、言葉も知らない。’’死’’という事すら知らない。バビーにとってはこの狭く汚い部屋が全てである。
しかしある日突然、父親が帰ってくる。父は母が息子であるバビーにこんな異常な教育をしてるなんて知るはずも無く、バビーのおかしな言動に違和感を覚え次第に虐待していくようになる。
虐待にうんざりしたバビーはサランラップで父母をグルグル巻きにし、初めて外の世界に...！
2023年10月11日、劇場公開記念に再鑑賞。レビューも少しだけ書き直し。
フォロワー様に教えて頂いた作品。教えて頂いてから観るまでにそこそこ時間がかかりましたがBlurayを購入しやっと視聴！！
もう最高のひとこと。とんでもない作品でした
重すぎる最初30分。邦題の「アブノーマル」は完全に最初30分の事を指してる...と最初は思っていた。世界からしたらバビーという存在がアブノーマル。バビーからしたらこの世界こそがアブノーマル。新しくつけられた邦題、「悪い子バビー」も原題「Bad Boy Bubby」に沿っていて素晴らしいが、「アブノーマル」も捨てがたい。
そして内容は上記(あらすじ)に述べた通り、部屋は汚いしゴキもｶｻｶｻするしバビー自体汚いし、最初30分の狂い具合が凄まじい。
でも、父が帰って来た事によりバビーの人生に大きな転機が訪れる。母も最低だけど父も最低なおかげで外の世界を知る。初めてあった外の住人がチンピラ集団で「そこどけホモ野郎！」とか言われてビビりまくりで速攻家に戻ってきちゃったけど、またリベンジ。
もうそこからのバビーはかわいくてかわいくて！！！！ニコラス・ホープの演技が凄すぎて見入る。目が離せない。この先が気になりすぎて爆発する。
バビーは親からのまともな教育を一切受けて無いのでもちろん言葉がわからない。最初に話しかけられた人にはそのままオウム返し。何がなんだかわからないけど必死に真似てるバビーがかわいすぎて萌え死。
何が悪いなんてわかるわけも無く母にやっていたように見知らぬ女性の乳をいきなり揉んだり見かけた子供の動きを真似しながらついていったり。
傍から見たら小さな子供の後ろに大人の男性が子供みたいな挙動でついて行ってるんだから不審者以外の何物でもない。
初めて会ったチンピラ集団の真似をして警官に「そこどけホモ野郎！」って言って腹パンされたりw
変態と思われ収監された同部屋の囚人にアナルも掘られた。
バビーの記憶力が普通に凄くて、前のシーンで言われた言葉をその後に結構使ったりしててほんとに楽しい。「あ！あの時言われたセリフだ！」ってなるし、次はどんな場違いなシーンで覚えた言葉を使ってくれるのか楽しみで...
帰って来た父が母に言っていた「綺麗だよ、素晴らしいおっぱいだ。すごい巨乳だ」を口説き文句に使って「最低！」って言われたり。
バビー自身は至って真面目なのだから笑いが出てしまう。
そんなバビーが良い人も悪い人も含めいろんな人に出会い、いろいろな事を覚えていく。徐々に言葉も分かっていく。その中でロックに出会う。
冒頭30分からは全く想像できない凄すぎる展開で、バビーの成長に目が離せない。変な挙動やオウム返しもかわいいし楽しい。
バビーの熱唱シーンなんか普通にめっちゃくちゃカッコよかったし、落ち武者ヘアーだけど普通に良い顔してるんだよね。
終わり方なんかもう「素晴らしい」の一言。拍手を送りたい
最初は1だった世界が1万、10万にも広がっている。
久々にこんな素晴らしい変態映画を観ました。変態で汚いしゴキも出るし性的シーンも少なく無いけど、なんだろう。この観終わった時のスッキリ感...
最初30分とんでもないしめちゃかわいいにゃんさんが！！！死んじゃうしで(泣泣)かなり人を選ぶ映画だけど、これほどに狂いながらも美しく素晴らしい、余韻を残す映画には出会えないと思う。
初視聴 2023年2月28日
再視聴 2023年10月11日
