ロックストロンゴ

バットマン/マスク・オブ・ファンタズムのロックストロンゴのレビュー・感想・評価

4.0
バットマンってどんなヒーロー?って方にお勧めできる入門作としても最高の出来のアニメーション映画

~あらすじ~
正体不明の殺し屋『ファントム』がゴッサムに現れ、マフィア幹部を殺害し始めた。ゴッサム市民はその凶行をバットマンの仕業と誤認してしまう。
ファントムの正体を追う中、ブルースは悲恋の末に別れた恋人アンドレアと再会、バットマンとして活動を始めた十年前の事を追想する。
一方、バットマンの襲撃に怯えるマフィア幹部の1人はバットマンでお馴染みのヴィランと接触し、バットマン殺害を依頼する。

様々なキャラクターが入り乱れるハードボイルドな作品。
『バットマン』になる前の自警団としてのヒーロー活動を行うブルースウェインも描かれており、なぜあのバットマンのデザインでなければならないのか?も丁寧に描かれていました。
また、この自警団シーンではバットスーツ作成前ということで悪党に使う武器を出す描写もいつものかっこいいベルトから取り出すのではなく、
よくあるミリタリーベルトから取り出しているという描写の細かさにも、個人的にはテンションが上がりました。
自分は(MCU)スパイダーマンだとホームメイドスーツ、(MCU)アイアンマン1作目のアイアンマンmark1のような『試作品スーツ』が大好きなので、このシーンはテンションあがりました!

今作のメインヴィラン『ファントム』の正体もバットマンらしい
哀しさに溢れており、またファントムともう一人のヴィランも『うわ!こいつかー!(テンション爆上がり)』ってなりましたね。
パッケージなどでは伏せられているので、一応ネタバレせずに書きます。

結末も、ハッピー!な終わり方ではなく、ビターな終わり方というところもバットマンらしく、好印象でした。