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旅情のkukemaru6のレビュー・感想・評価

旅情(1955年製作の映画)
4.5
キャサリンヘプバーンが、とにかく魅力的で素敵。衣装も華やかではないけど、シンプルだけどデザインに華があって、素敵だった。

55年前の映画。
恋に破れ婚期を逃して、水の都に何かを期待して旅する女性の感じを、情けなく描いてない。上手に描いているところが気にいった。自分探しとかに行かずよかった。
ベニスのカラッとした陽気な雰囲気が素敵過ぎて、一度訪れてみたい…とまで思った。物乞いの子どもと仲良くなるのも、カラッとした陽気のせいで、微笑ましく見える。

ちょっと頑なで生真面目な感じのキャサリンヘプバーンの役だけど、キュートなところもあって、キスした後に走って去りつつ、立ち止まって明日は8時。と言い放つように約束して、またサササと階段駆け上がって行くところとか可愛かった。

不倫断罪な今の世相から考えると、、これはフィクションだし。ジャッジするのと違うしね…。イラストのオープニングから素敵だったし、ほんとベニスに行ってみたい。オシャレでセンスのよい映画。
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