このレビューはネタバレを含みます
原題:The North Star
ウクライナ:北極星村の話。
『戦争など愚かと皆が気づく時が来るわ』
[歴史的背景]
1941年6月。ドイツ軍がソ連(現ロシア)に侵攻し、ウクライナを一時占領。
ドイツと旧ソ連による激しい戦闘で街は破壊され、数百万人とも言われる犠牲者が出た。
若い5人はハイキングへ出かける。
徒歩と野宿ってとこが時代を感じさせる。
2日目の朝、カープじいさんの馬車に便乗させてもらう。
馬車で移動中に、飛行機の音が聞こえた!と思ったら!戦闘機による爆撃が!幾人かが犠牲になる。昨日までは平和に暮らし、明るい希望に満ちていたのに...
ードイツ軍による侵攻が始まったー
ー開戦ー
国境の村である北極星村も未曾有の攻撃に見舞われて30人が負傷し、11人が死亡。
そのため、村民が一丸となってファシズム野郎ナチスドイツとの戦いに挑むことになる。
健康な男性のグループらゲリラ隊を結成して丘へ移動し潜伏する。
残りの村民は村に留まり、ゲリラの支援と連絡係の任務につく。そして、もしもドイツ軍による侵略があれば村を破壊する。何もかもドイツ軍に取られてはいけない。家畜も殺せ。
一方、ハイキングに出掛けた面々は、ソ連空軍兵士のコーリャ(デミアンの兄)の指示で、カープじいさんの指示で北極星村へ帰る準備を始めていた。
丘にいるゲリラ部隊に武器を運んでいたボリス・シモノフ(コーリャたちの父親)が殉死。居合わせたコーリャ&デミアンは"父親の仕事"を受け継ぐことになる。
ドイツ軍は北極星村を占拠するために近づいていた。村民たちは自分たちの家に火を放ち燃やし尽くそうとするが、ドイツ軍による消火活動と武力による弾圧に屈するしかなくなる。
村長であるパブロフの妻が(*T^T)
コーリャは空軍に戻り、武器を運ぶことはカープじいさんたちに託された。
ドイツ兵たちに立ち向かうカープじいさんの活躍q(^-^q)銃の腕前ナイス👍
戦闘機で出撃していたコーリャは、ドイツ軍の戦車からの攻撃で仲間を失い、戦闘機も損壊。戦闘機もろとも体当たり攻撃で戦死。
負傷したドイツ兵たちに輸血するのに北極星村の子供たちの血を抜く鬼畜ども💢
クーリン医師は血を抜かれて死んでしまった子供をパブロフ村長のところへ連れていく。
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あかん。
悲惨すぎる。
幼い子供たち、輝かしい未来を夢見る若者たち、恋人たち、父親、母親、医師、年老いた者たち、北極星村の村民皆が命を懸けて"自分に課せられた任務"を全うしようと励む。皆が戦う。
ハイキングに出掛けた若者たちも任務を全うした。
ソビエト連邦空軍のコーリャは戦死。
奨学生となり1年間キエフで過ごす予定だったクラウディアも戦死。
デミアン、マリナ、グリーシャはカープおじさんと共に武器を運んでゲリラ隊に届けることができた。
凄絶な戦いが繰り広げられる。
『戦争など愚かと皆が気づく時が来るわ』
♪歌でメッセージが伝えられている。
ウォレター・ブレナンの歌声も聞けちゃうよ♪