わたしの願い／わが望みのすべての囚人13号のレビュー・感想・評価

サークはどうもアメリカに来ちゃいけないときに来てしまった感がある。ラストの嘘っぽさがハリウッドに呑まれたなぁというか…。スタンウィックのファム・ファタールっぽさが良く、メロドラマは男女間ではなく親子(母娘/母子)間にも"愛"として成立する。階段の柱が二人の心理的距離を表しているショットが良い。滲み出るDV臭。