初めに断っておくが物体Xではない。断じて違う。
親友の死に落ち込みながらひっそり山奥で酒に溺れながら森林監視員の仕事をする女性レンジャー。
山小屋の回りで、動物の仕業とは思えない不審な出来事が起こる…
この山では二ヶ月前大学生達が何者かに惨殺されたばかりだった。
動物なのか?殺人鬼なのか?それとも…「何か」なのか!?
怯える主人公の周りで繰り返される惨殺事件。
しかし「何か」は彼女を殺すのが目的ではない。あくまでも「何か」は彼女を苦しめたいのだ。本気を出せば2秒で殺せる彼女を、掌で転がして楽しみたいのだ。変態!!
じわじわ迫り来る恐怖、悪魔の繰り返す度の過ぎたお茶目なイタズラ、追い詰められ発狂寸前の主人公に対し、あくまでも(悪魔だけに)お遊びの「何か」
そして意外と出来のいい死体(重要)
登場人物の少なさと異常な影の薄さ、ダサいモンスター、悪意しか感じない邦題、低予算感ぷんぷんながらそこそこ楽しめたと思うけどなあ。