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動くな、死ね、甦れ!のcyphのレビュー・感想・評価

動くな、死ね、甦れ!(1989年製作の映画)
3.7
54歳の新人監督がこれ引っ提げて登場したらそら興奮する人もいるだろな 衝撃的なものを見たい、てあんまり思ってなくてわたしのための映画とは思わなかった ワレルカの肝心な時に目を見開いて固まってしまう癖見ててつらかった 天使ガリーヤは非現実的なわりにあまり笑わなくていい

よかった→スケート靴取り返して笑うふたり、殴り合いに発展して強制終了したダンスパーティーのフロアでお互いに支え合って起き上がる脚を失った若者ふたり、ラストの車輪越しに石を投げ合うふたり、炭坑節

命が軽くてびびる→水に沈められる生まれたての子猫、燃える首吊り自殺、火で追い払われる梟、ハトのためなら人殺しも厭わないゴロツキ あと五体不満足なひとがびっくりするくらいいっぱい出てくる

やっぱり発狂してこそのロシヤ→廊下で大声で歌う男、抱いてほしいと懇願し罵り喚き倒す女囚、分けてもらった小麦粉と泥でパンをつくる学者、ホウキ以外何も身につけず大声を上げる母親
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