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白昼夢に抱かれる女のtheocatsのレビュー・感想・評価

白昼夢に抱かれる女(2010年製作の映画)
1.2
ネタバレ
視聴者をからかう夢ですれ違う低俗不倫劇

いくら何でも女カメラマンの急激な男への傾倒、仕事放棄、家庭放棄、そして男への執拗な付きまといはかなり異常であり、リアル感が全然伝わってこず、ただただ女への苦々しい腹立ちが暫く持続することになる。
ところがそれは〝男側の見た夢”というしょーもない落ちに、製作陣がテラスから落下すればいいのに。と思ってしまいましたね笑。

何か原作があるかと思いきや英語版ウィキではオリジナル脚本のよう。
馬鹿馬鹿しいと切って捨てたくはなるが、あの不倫恋に狂う女像は男の妄想といった感じはするものの、実際に起こる可能性がゼロとは言えないような気もするのが厄介な所。

視聴感としては不快不愉快が大勢を占め好感はゼロ。
しかし、ちょっとした〝火遊び”は〝大火事”を招く可能性があることを男側に戒めてくれる効果はあるかもしれない。まぁ私には無縁の話ではあるがね笑。


総評1.2の一つ星


家庭はガッチリ守り、〝大火事”が起きないよう上手に〝火遊び”する男は相対的には善なのか? それとも絶対的倫理道徳の観点からは悪であり許すべからざることなのか? 断を下す自信は私にはない。

002011
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