35mmフィルム上映
映像がすごく自然で綺麗。特にプールのシーンはプールサイドも水中も美しく、助手席のクレオの顔もすごく素敵に撮られている。
『ロスト・イン〜』も然り、ソフィア・コッポラは高級ホテルとプールが好きなのかな。
エル・ファニングが本当に可愛らしく、ソフィア・コッポラは可愛い人を見つけてきて、可愛く撮るのが上手い。
ダメな父と離れて暮らす娘が、小さな冒険をするのはシズる。リンクレイター然り。
ストーリーはありがちだが、空っぽな男が娘ときちんと向き合い人間らしさを取り戻したり、見せないようにしながらも大人の事情に振り回されて不安いっぱいな娘だったり、細かい人物描写が、大人しくもじんわりと映画としての味を出している。
インキーのフェラーリを置いて平原を歩き出すラストはちょいと蛇足?ホテルをチェックアウトして出るだけで、今までの暮らしを捨てた感出てるかと。