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ブラディ・ムーン/血ぬられた女子寮のnyakoのレビュー・感想・評価

4.5
ジェス・フランコ監督のスラッシャーホラー。
これがわたしにはどハマりだった。

伯爵夫人がオーナーのスペイン語学校が開校し、ぞくぞく集まってくる女子学生たち。
広大な敷地にそこは宿泊できるコテージ付き。
ちょうどその頃、マヌエラとミゲルの姉弟も身を寄せていた。ふたりは伯爵夫人の姪と甥にあたり、ミゲルは顔にケロイドのようなただれがあり、過去に女性を刺殺した過去があったが、精神疾患ということで病院を退院していた。

ここでの主人公は生徒のひとり、アンジェラ。
どこかから感じる視線、突如行方不明になる友人、殺人を目撃したはずなのに忽然と消える死体など…
次は自分の番だとノイローゼ気味になってしまうアンジェラ。
どいつもこいつも怪しく見えるのに、
もちろん周囲は呑気でぜんぜん信じてくれない(セオリー通り)

殺人シーンも満足いく場面で興奮しきり。
石切場で散水しながらの首刈りシーン、覗いてる子供(ここの一連の流れほんと好き)。
チェーンソーに串刺しと…口から血がたらりの量も程よくて死に顔もばっちり。
壁に映る影、黒い人影、錯視どっきり。

いつのまにか自分の住んでるハウスが友人の死体だらけになってて阿鼻叫喚!
クローゼットから出てくるわ、天井から吊り下がってるわで、ほんとこういうの大好き。

あと主人公も含めて登場人物みんな美女ばっかりでよくこんなに揃ったな。
マヌエラ姉さんもっと変態かなと勝手に思ってた。

脱線だけど、ラストシーンでの音楽の雰囲気とか、抱き上げるとことか。
『愛と青春の旅立ち』のラストがふとよぎる(私見です)
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