Kapporiya49

渇きのKapporiya49のレビュー・感想・評価

渇き(2009年製作の映画)
4.5
吸血鬼モノ大好物なので長年観てみたいとは思っていて、いつの間にやらアマプラで観れると気付きやっと観た!

ヘンな映画(笑)

印象的なのは、麻雀仲間にヴァンパイアだとバレちゃった時、途端に顔色が青白くなるキム オクビンさんの表情。アレは照明でやってるのか、VFXでやってるのか???

吸血鬼モノの特徴って様々あるけど、キバがないというのは新しく感じた。
キバが無いだけでちょっとリアリティは増しつつも、バカっぽくも見える。チューチューチューチュー吸う音がうるさくて、この設定だけでコメディ要素が一段上がってる気がした。

カトリックの親父でありながらヴァンパイアって設定だけで面白く無いハズがない。
「人を殺さずに血を手に入れなければ」と言いながら、このイズムがどんどん破綻していく様が悲しくも面白かった。

それにしてもキム オクビンさんが最高でした!どうしてもこういう内容だと評価として「体当たり演技」と言われがちだと思うけど、その何段階も先を体現する素晴らしい演技だった。
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