迷走期と言われていて、実際そんな感じだが、エモーションをモーションへと変換する手捌きはさすがベロッキオと言わなくてはならないだろう(脅威のロープ上り)
性と愛と精神分析と政治がうまく混じり合わないままタルコフスキー 『ノスタルジア』の撮影でも知られるジュゼッペ・ランチの妙にトレンディな画調の中で躍動する。
あとどうでも良いが、男のチャック=社会の窓に手をやったり、詩の朗読を聞きながらフェラチオをしたり、トレンディな雰囲気に惑わされがちだが、ピンク映画でも観たことがないようなリアルな性描写が出てくる。そして唐突な卒業試験!