このレビューはネタバレを含みます
ハーシャルゴードンルイス監督について
2013年7月16日 14時04分れ
監督フランクヘネンロッター。
キングレコードDVDの予告編で気になった、ハーシャルゴードンルイスが出演していたドキュメンタリー。
「ゴッドファーザーオブゴア」
最近DVD再発売された、元祖「グレムリン」映画。バスケットケースの中のエルマー君は、凶暴なエレファントマン。続編も出来た出世作品「バスケットケース」シリーズ
脳内麻薬を植え付ける変な生き物と青年のセックス暴力会話「ブレインダメージ」(DVD発売希望)
のフランクヘネンロッター監督
や
変態一家と変態集団が変態を名乗り競い合う放送禁止ギリギリのポルノハードホラー、DVDノーカッツ版再発売された「ピンクフラミンゴ」(さすがにこれは所持したくないなぁ。)
すっかり劇場映画作家に変貌し溢れ出す映画愛を映画殺人制作にコメディシフトした「セシルBシネマウォーズ」
等々70年代、ハーシャル魂を元に変態を極めたジョンウォーターズ
両監督があふれるハーシャル愛コメントを出した予告を見て購入決意。
ハーシャルゴードンルイスってどんな人よ?
と思い「ホラー秘宝」レーベルのキングレコードDVD購入鑑賞致しました。
ハーシャルゴードンルイス監督の作品経歴に添いながら
「ナチ女収容所悪魔の生体実験」を 製作ヒットさせるデヴィッドFフリードマンのインタビュー
他ヘネロッター、ジョンウォーターズ監督、当時の出演者含めインタビューを繋いでいきます。
ハーシャルゴードンルイスは、元々先生をしていた才人博学者。
それから
広告業から映画会社を立ち上げ製作、監督を1950年代からはじめます。
映画の内容は、まさしく
見せ物小屋映画
グランドハウス物
ソフトポルノでございます。
いわゆる全裸シリーズ通称「ヌーディスト映画」といわれる
ヌーディストビーチを性行シーンなしに全裸の男女が、自然を舞台に、自然を主役に戯れ、はしゃぎまわるヌーディスト映画を量産していきます。
そして資本を得ながら
より新たな映画を求めて
新たな映画、ホラー映画、「血の祝祭日」を監督。
これがメガヒット。
ある意味最初の「13日の金曜日」であり「ハロウィン」を
ハーシャルゴードンルイスが先にスラッシュ、スプラッター映画を作ります。
そして果敢にも
ハーシャルは、新たなホラー映画を
馴染みのスタッフと共に続々と製作していきます。
村人達はスプラッターだらけ「2000人の狂人」(購入鑑賞予定)
ハーシャルの最高傑作といわれる見せ物小屋をストレートに描いた奇術師殺人映画「血の魔術師」
DVD発売希望する「悪魔のカツラ屋」
超能力を持った人間を描く「サムシングエウィアード」(みたい)
若者の無軌道な集団暴力のみを描く「悦楽集団」(超みたい)
ラスメイヤーの女バイカー殺戮映画「ファストプッシィキャットキルキルキル」
に続いて製作された当時流行りのバイク映画プラス女性殺意映画「シーデビルズオンウィール」(超みたい)
等々インタビュー、リカットシーン、場面シーンを交え振り返っていきます。
ジョンウォーターズは、筋金入りのハーシャルゴードンルイスファンで、ハーシャルが発売したレア小説本を持って嬉々として自慢しています。
「ゴアゴアガールズ」の後はあっさり、映画業界を引退し、広告業界でのし上がるという素晴らしい映画執着の無さも潔いです。
今や悠々自適なハーシャルのホラーを紐解くというよりハーシャルが語る
ゴアの歴史、自作の歴史という気がしました。
さて
ハーシャルゴードンルイス
フランクヘネンロッター
がおくる
ゴアの親、ハーシャルゴードンルイス監督について
ぜひホラーファンは、ご覧ください!
追記
ハーシャルゴードンルイス作品
「2000人の狂人」
「血の魔術師」
「血の祝祭日」
しこしこ近日購入鑑賞済。