リッジスカイウォーカー

のぼうの城のリッジスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

のぼうの城(2012年製作の映画)
3.0
こないだ7つの会議を観たこともあり、野村萬斎さんが主役の本作が気になって観賞。

やはり一般人を描くよりも、時代劇が似合う。

ズボラそうだけど、実は軍師という裏の顔があるのかと思ったら、特にそんなことはなかった。
行き当たりばったりの運任せ。
策略もなく、感情のままに動いてる。
百姓連中に慕われているという設定だけが活きた感じ。

そもそも石田三成が上地雄介はダメでしょww
スーパーミスキャストだ。
ショボさが爆発している。
どうしてもおバカのイメージがあるので。
その石田三成と無戦略家が戦ったから運で勝てたのかな?という印象しか残らなかった。

あと榮倉奈々さんも浮いちゃってたかな。。
愛菜ちゃんが出ていて、もう流石だなと思った。
すでに懐かしの成宮くんも観れてお得です。

佐藤浩市さんが、もうめっちゃカッコいい。
グッさんがんばってた!


歳を取ると不思議と今生きている土地と、過去の歴史を知りたくなりますね。
これはどういう感情なんでしょう。
未来への夢がなくなり、現代と過去のルーツを知ることで、命の繋がりを確かめたくなるのでしょうか。

ラストシーンはのぼうの城の周辺が、現代はどうなっているのか?という対比を見せてくれるので、過去の人たちが生きてきた証が、今なんだよなぁと思いを馳せてしまいますね。

日本の歴史を楽しく観れる作品。

のぼうの城の跡地は、コロナが落ち着いたら見に行きたいな。