このレビューはネタバレを含みます
うーん、悪くはないんだけど…良くもなかったかな、という印象。
よくある設定・手法を用いつつハズレのない要素だらけだったのに、どこか惜しかった。
主人公の態度や軽口は好きだったが、敵と戦っていてもあまり強く見えなかったのが残念。
というか囚人たちは見掛け倒しで、実際は大したことなかった。
銃持ってたんだから早くあの兄弟を始末してもっと混沌を巻き起こしてくれたらよかったのに。
主人公とヒロインのキスシーンがなかったし、これは結ばれずに終わるかも、と思いきや結局結ばれてしまった。
ありがちな展開に落ち着いちゃって残念。
まあ極めつけはと言うと地球に帰還するシーンと、推理パートのシーン。
なんで偶然地球の方に投げ出されたのか、しかも宇宙服で大気圏突入して大丈夫なのかよ。
あと突入都合よく推理パート始められてついていけなかった。
ツッコミ所満載。
結果的には残念な感じの映画だったので、これだったらもうちょいヒロインをエロくしてムフフなシーンを増やしてくれた方がまだよかった気がする。
よっぽど暇じゃない限り二度と観ないであろう作品。
追記
いつの世も人間に平等なんてないんだな、と思わされた。
国家の抱える矛盾、人間のエゴについて考えさせられた。
主人公がヒロインに非難の言葉を浴びせるシーンは観客の心境を代弁してくれたようで、嗜虐的だったが良かったと思う。