ユースケ

96時間 リベンジのユースケのネタバレレビュー・内容・結末

96時間 リベンジ(2012年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

どんな危機的状況に陥っても観客に不安を感じさせない男、スティーブン・セガールの後継者リーアム・ニーソン演じる殺人マシーンが無双する【96時間】シリーズ第2弾は、前作で大人買いしたアルバニア人の逆恨みを暴力でねじ伏せ、復讐の連鎖を暴力で断ち切った潔い一本。

リーアム・ニーソンなので拉致られたって問題ないのですが、両親を救出するため、手榴弾を撒き散らし、ロッカーを荒らし、無賃乗車で走り去る、目的のためには手段を選ばない彼の娘が見せる殺人マシーンの片鱗にワクワク。
特に、リーアム・ニーソンに「銃が撃てないなら運転しろ!」と迷路のようなイスタンブールの街を無免許で爆走させられ、超絶的なドライビングテクニックを覚醒させる地獄の自動車教習シーンは必見。

クライマックスの【ボーン・アイデンティティー】でスタント・コーディネーターを務めたアラン・フィグラースとのクライマックスのタイマンバトルは、銃を向け合った体勢からお立ち台への流れは素晴らしいのですが、アラン・フィグラースのタコス屋のオヤジにしか見えないビジュアルとオリヴィエ・メガトン監督のメガトン級に激しいカット割りで台無しになってしまって残念。

前作で娘と元妻の愛情を手に入れ、暴力にかける情熱を失ってしまったリーアム・ニーソン。もっと沢山のアルバニア人をもっとエグい殺り方で殺しまくって欲しかったです。