辞書を編纂するのって、こんなに大変なことなんだと初めて知ることができて、それだけでも貴重なお話でした。
それに加えて、松田龍平さん、宮崎あおいさんのお二人のキャラが抜群に良くて、脇役のみなさんとのアンサンブルも最高でした。
仕事を頑張るって、大変なことやけど、突き動かされる理由や目的が明確になれば、みんなで力を合わせて頑張れるのになぁ。
現実は、そう上手くはいかないことが多くて困りますよね…
泊まり込みで仕事するなんで、今は考えられないシチュエーションかもしれませんが、会社から命令されて渋々やらされるのではない何かがあると、それもありかなと思ったり。
辞書の編纂という特殊な仕事を描いていながら、それ以外のあらゆる仕事のおかげで、今の社会が成り立っているという当たり前だけど、普段考えることがないことを改めて気付かせてくれる良作だと思います。
主演の二人のお話をずっと観ていたいと思わせてくれる、終わるのが惜しいようなエンディングも余韻に浸れて良かったです。