ぶちょおファンク

すーちゃん まいちゃん さわ子さんのぶちょおファンクのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

30代独身女性の悩める仕事や恋を明るく、ちょっぴり切なく描いた佳作。

女性目線での作品なんで出てくるオトコがほとんど嫌な奴。。。
染谷将太くんだけ非常にいいキャラでしたね。


3人で乗ろうと言っていたヘリにすーちゃんひとりで乗ったり、すーちゃんが何気に褒めた鍋を誕生日にプレゼントしたり、最後の手紙に貼る東京タワーの切手が逆さだったり、それまでさりげなく出てきた小さな出来事の伏線を後半で上手くまとめていた。

ラスト付近で矢野顕子さんの曲が流れ、商店街を歩くすーちゃんは不意に振り返り、行き交う人々を眺めて少し涙ぐみ微笑み、そして前を向き歩き出す姿は彼女のこれまでの、これからの人生を見つめているような演出で素晴らしい。

爽やかな感動を覚える良い作品でした。