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レ・ミゼラブルのガクのレビュー・感想・評価

レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)
3.8
フランス革命を描いている作品かと思っていたら、その後の時代を描いていた事にまず驚き。Wiki見てるとフランスってフランス革命から第五共和制に至るまでの長い間、庶民にとって辛すぎる世界だったことが窺える。

パンを盗む事は法律違反だけども、それはこの世の中が悪いのだ、という発想にハッとした。確かに。民衆って常に法律の監視役で居なければならない。

映画としては俳優達の熱の籠った演技に凄くパワーが漲っていて、圧倒される。一方であまりにもキリスト教的すぎる内容に少し冷めてしまった。『博士と狂人』(2020)が冷めた時と似てたなあ。お説教を受けた気分。
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