月光仮面の作者でもある川内康範が原作の、テレビ特撮番組『レインボーマン』。その15話「殺人プロフェッショナル」のブローアップ版です。東宝チャンピオンまつりの一つとして、公開されました。因みに、同時上映は『怪獣島の決戦 ゴジラの息子』『ウルトラマンタロウ』『科学忍者隊ガッチャマン』『山ねずみロッキーチャック』『おもちゃ屋ケンちゃん』の5本。うーん、濃いわぁ(笑)。
囚われた人を救出に向かったレインボーマンの前に、レインボーマンを殺す為に結成された殺人プロフェッショナルチームの刺客・フドラが立ち塞がる。毒のエキスパートを前に、苦戦するレインボーマン…という内容ですね。
当時、テレビ放送された作品をそのままブローアップ版として映画館で上映するのは、よくある話しでした。ただ、仮面ライダーとかだと、1話完結のドラマなので…内容も理解しやすいのですが。レインボーマンって、ワンクール単位で話が続くのですよね。だから、突然15話を放映されても、いきなりピンチから始まって、またピンチで終了するんですよ。これは…全然スッキリしないよね…。レインボーマンはこういう企画には向いてないよ…。
フドラの毒に侵されたレインボーマン。土の化身であるダッシュ6に変化し、地面を割り地中へ逃れる…って、ヨガの秘法スゲぇ!そこまでの力あって、何で死ね死ね団に毎回苦戦するんだ、レインボーマン!そしてその後、地中で毒素を体外へ押し出し、反撃だ!地面の下からフドラの足を掴み、地中へ引き摺り込み殺す!「助けてくれぇ!」と悲鳴を上げながら、地中へ沈んで行くフドラを、茫然と見つめるしかない死ね死ね団員達。うわぁ、とても正義のヒーローのやる事じゃねぇよ!!
この作品、DVDのvol.2に映像特典として入っていたのですけどね。DVDに入ってる本編、13話までなんですよ。突然15話観せられても、私も何が起こってるのか、サッパリ分からんわ!