おたしん

アルバート氏の人生のおたしんのネタバレレビュー・内容・結末

アルバート氏の人生(2011年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

そんな展開になるとは思ってなかったし切なすぎる…。
時代もあって生きにくい世界だな。
"男として女として"みたいなのが徐々に薄れつつある今だからこそそう思えるのかな。

女が1人で生きていくには男として働くしかありませんでした。なんて考えられないけどそんな時代があったんだよな。
それだけでなく同性愛も絡んでくるのは予想してませんでした。

社会の残酷さってのも伝わってきたけど恋愛要素が思ってたより強かった。

純粋な気持ちを弄ぶのも自分のためだけに金を得るため彼女を使うのもイライラしすぎてサムぶん殴りたくなりました。
ヘレンもちょっと言いなりすぎたんじゃないかな。
アルバートに同情…ってなってたけど彼女も彼女で問題あったよね。
自分の中だけで話進めちゃってて困惑した。
あんな若くて可愛い子と結婚できる体で計画しちゃってるのさすがにダメよね。

それでも過酷な人生を歩み性別を偽りながら毎日努力して夢のためにコツコツ資金を貯める姿には感銘を受けました。
どんな形になるかは分からないけどただ幸せになって欲しいなと純粋に思えました。

最期はどんなことを考えていたのだろうか。
満足か後悔か希望か絶望か。
これからってときに訪れる死は何とも言えぬ悲しさがある。
あと少し頑張れていたら幸せが待っていたかもしれないのにと。
でもそんな風にいかないのが人生かな。

何よりも資金をババアに使われるのが胸糞すぎました。
それを取り返してヘレンと赤ちゃんとペイジで逃げてほしい!
そんなことを思ってしまったラストでした。


グレンクローズは大女優ですね。
役作り凄かったんだろうなあ。
女性の服を着て浜辺を走るシーンが素敵だったしそのときの笑顔は忘れられないです。
ミアちゃん相変わらず可愛くて美しい。
こういう役がほんとに似合う。
綺麗なのにちょっと幸が薄いんだよね。
サムまじでクソ野郎だったのにイケメンなんですけど。
アーロンさんこんなカッコいい人だったんですか。
全然知らない俳優って思ったけどめっちゃ出演作見てたわ。

みんな思ったと思うけどミスターペイジが女性だと分かっていてもさすがにお胸豊満すぎて驚いたよねw
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