Jimmy

塀の中のジュリアス・シーザーのJimmyのレビュー・感想・評価

1.8
タヴィアーニ兄弟が監督した作品ということで期待し過ぎたこともあるかもしれない……。

冒頭、囚人によるシェークスピアの『ジュリアス・シーザー』が演じられて始まるが、すぐに「6年前」というテロップが出て、過去の映像になってからは、この映画の大半がモノクロ映像。そのモノクロ映像で描かれているのは、演劇を演ずる囚人たちのオーディション場面、そして延々と続く刑務所内での演劇練習風景。勘弁してくれ、という時間だった。

そして、舞台で演じた後で、ある囚人が独房にまた監禁に戻されて、「芸術を知った時から、この監獄は牢獄になった」というセリフは印象的だった。
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