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the Future ザ・フューチャーの堊のレビュー・感想・評価

the Future ザ・フューチャー(2011年製作の映画)
4.4
もっとこんな映画で溢れていてくれって観ながらずっと思っていた。流石にミニマムで長過ぎるが何一つ不必要なショットなどなかったように思える。ミランダ・ジュライの小説で溢れている地の文による「こじらせ女子もの」にいい意味で全くなっていない。時を止めた世界での月との対話とありえたかもしれない世界が交差していく終盤はバキ泣き。午前3時14分は過ぎて、ぼくたちがわざと立ち止まれば月は立ち止まる。
「本当に調べたいものなら今すぐ調べられるはずだよ」
堊