いや〜よかったなあ…。
第二次世界大戦前のヨーロッパのあの不穏な空気って、いろんな作品を見てもなかなかなれるものではないが、実際にはもっともっと重苦しいものなんだろう。
一生の友情を誓い合ったのに、敵味方に分かれてしまうという悲劇。
150万人ものユダヤ人の子どもを虐殺することに疑問を持つ、まともなドイツ人はいなかったのだろうか。
本当に同じ人間なのかと思ってしまう…。
それでも音楽の持つ力の凄さを改めて感じることができ、最後のコンサートのシーンは、いろいろな感情が交錯して涙が止まらなかった。
3人の子役が素晴らしい演技をしているだけに心に重く響く、ホロコースト系の良作であった。