命をつなぐバイオリンの作品情報・感想・評価

「命をつなぐバイオリン」に投稿された感想・評価

MizukiHata

MizukiHataの感想・評価

3.5
最後の演奏で心臓がもたない上に、戦争から得るものは何もないと改めて感じました、3人の友情は何にも変えがたいほど強くてたくましかったです
あともっと歴史を学んでみたいと思いました
HayU

HayUの感想・評価

4.0
ドイツ語の授業で鑑賞
見終わった時はとてもやるせない気持ちになった。戦争って本当に無慈悲だなと。人種の違いだけで離れ離れになってしまうだなんて。
最後の2人の2曲目の演奏シーンではラリッサが追い詰められていく様子が手に取るように分かって観ている側も緊張した。
ドイツ人の先生が「戦争の映画だからハッピーエンドなんか無い、大体バッドエンドだよ。でもドイツのこういう暗い歴史を知っていくことも大事」というようなことを言われてこの先ももっと知らなきゃいけないんだなと思った。
minako

minakoの感想・評価

-
最後の演奏シーン、ちゃんと呼吸ができなかった。
Jean

Jeanの感想・評価

3.4

このレビューはネタバレを含みます

2017.09.03 字幕視聴


いつどんな映画を見ても
戦争は残酷で野蛮で無意味でしかない

戦争は人を傷つけるだけのもの



バイオリンとピアノは
その道具となってしまった

アブラーシャとラリッサにとってかけがえのない
自分の人生の塊のようなものだったのにもかかわらず



あるレビューで
アブラーシャはバイオリンを捨てるのか?
文化を伝えるべきだ
考えられない
という言葉を見かけた


その言葉を見かけて考えて見たけれど、
私だったら彼と同じ選択をしたと思う

バイオリンを見て、触れて、音を聞くだけで
ラリッサのことを思い出し、
何もできず彼女に全てを背負わせた
自分の無力さを思い知らなければならない

どんなに辛く悲しい思いをしても、
彼女は帰ってこないのだから彼女とともに
自分のこれまでの人生を捨ててしまおう
としたのだと思う

バイオリンを握る幼き彼は
ラリッサとともに死んだのだ

彼は自分で自分を殺したのだ

彼にとって彼女はかけがえのない存在で
彼女なしには生きてくのが
あまりに辛かったのだと思う

だから、そういう決断をした

けれど、そんな悲しく短かき人生の中で
彼は3人で作った楽譜を大切にとっておいた

ここにこそ意味がある
彼は悲劇の中にあった幸福を忘れてはいなかった



悲しみは時が解決する というけれど、
やっぱりそれは無理だと思う

悲しみは薄れるけれど、消えるわけじゃない

ずっとずっと心に住みついて
私たちをはなさない

切っても切り離せない存在こそ悲しみ

一方、幸福はすぐに人の元を去る

つかみどころがなく、まるで風のよう

人はすぐに自分が幸せだったことを忘れ、
悲しみにくれるのだ

そんな中で彼は
その数十年の中であった1つの幸福を
ハンナに手渡す

彼は自分の過去を捨ててはいなかった

捨てきれなかったのだ
あの楽譜を捨てることは
ラリッサとハンナを捨ててしまうということ

だから彼はハンナの元に訪れた

そう私は解釈している





時々思う…
思いやりというのは残酷であると

人は悲しい思いをしなければ
人の悲しみを知ることはできない

痛みを知っているから、
他人に本当の意味で優しくできる

戦争をしたがる人は
戦争の悲しみも苦しみも何も知らないのだ

戦争がなくなるのは全ての人が
悲しく苦しい思いをし、
憎しみを抱えた時なのだろうか?


もしそうなら、世界は残酷すぎる
ウクライナに住む2人の神童。

家族、戦争、音楽、友情。

ちなみに男の子のヴァイオリンは、本当に演奏しているらしい!演奏の聞き応えも抜群。
戦地ウクライナでの戦争による人種による立場の移り変わりがリアルだった。演奏も良かった。
ベチィ

ベチィの感想・評価

3.4
予告編や宣伝では″神童″と呼ばれる少年少女がその才能を駆使し、戦争をサバイバルする話のように思えてしまうが、そうではない。
子供たちが生き残れるかどうかは、彼らの努力とは関係のないところで勝手に決められたことだ。

この映画を観ていて、自分とは無関係な昔のどこか他所の国の話という風には思えなかった。
これは国も人種も越えて友情を育んできた子供たちが、″バカな大人たち″の勝手な都合によって引き裂かれていく悲劇、現実に数多く起こった歴史の一コマである。


「命をつなぐバイオリン」という邦題に反して、″神童″とまで呼ばれたアブラーシャのバイオリンがラリッサや他の多くの人々の命をつなぐことはなかった。
ひとり生きながらえたアブラーシャは、パートナーであるラリッサを失い、音楽を捨てる。

アブラーシャがバイオリンを捨てて音楽とは別の道に進んだことが腑に落ちない、という方もいらっしゃるようだが、イリーナ先生はアブラーシャの独りだけで突っ走る演奏をたしなめていた。
何としてでも音楽を続ける、というのも一つの道ではあるが、将来は結婚するつもりで常に共に音楽を奏でてきたアブラーシャとラリッサは二人でいてこそ″神童″であり、ラリッサの死と共にアブラーシャの中で音楽もまた死んだのだろう。
だからこそ、失われたものがどれほどかけがえのない存在だったのか、痛感しないだろうか。



この映画に登場するアブラーシャとラリッサとその家族、イリーナ先生、そしてハンナと両親、ハンナの父親のビール工場で働くアレクシーたちは、「戦争」によって無残に奪われていく善意やイノセンスの象徴といえる。

″神童″だから尊いのではない。
″神童″とは何物にも代えがたい「命」そのもののことだ。

一方で、アブラーシャたちユダヤ人を迫害する町の少年たちや「ユダヤ人は抹殺すればいい」と恐ろしい言葉を平然と口にしていたライヒ家の家政婦のような人々は、人の愚かさと残酷さを表している。

両者は一人の人間の中に存在しうる。

″神童″を国家のために利用するウクライナ人のタピリン大佐も、まるでゲーム感覚で家族もろとも簡単に殺してしまうナチスのシュヴァルトウ大佐も、やはり生身の人間である。

人は、どこまで醜く、残虐になれるのだろうか。


馴染みのないドイツの俳優たちの演技は素晴らしく、3人の子供たち、特にラリッサ役のイーモゲン・ブレルの悲しみや怒りが入り混じった表情に見入った。

戦乱で真っ先に犠牲になるのは子供である。
彼らを守れない世界は平和や幸福から最も遠い。
世の中の人、ひとりひとりの為にあるはずの国や組織が為政者や一部の人間に都合良く利用され、「命」がないがしろにされていくような世界に再び戻してはならない。
masa

masaの感想・評価

4.0
最後の演奏シーン、息をするのが苦しいくらいにドキドキした。

ラストの緊張感がたまらない。
2017.4.24
アブラーシャとラリッサが微笑ましすぎる。もぅ本当にかわいい。だけどその可愛らしさからは考えられない演奏の力強さがカッコいい。だから余計にハンナが邪魔にみえ…とは言え、ハンナがいなくては始まりませんからね。

場所がウクライナなのでちょっと分かりにくい。物語は子供たちに課せられたミッションとしては重く、本当に悲しい。これは実話ではないらしいが、これに似たようなことはあったのではないかと思うと心が痛む。
最後の演奏シーンのカット割
とうぶんリンゴ食べられない
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