このレビューはネタバレを含みます
[Story]
とある朝に本来は持ってはいけない「心」が芽生えてしまった、持ち主である中年のファミレス店員・秀雄とともに古びたアパートに暮らす"空気人形"ののぞみが、秀雄が仕事に出掛けてから間もなくメイド服に身を包み街に繰り出したところ、偶然辿り着いたレンタルビデオ店の店員・純一と出会い……。
[Review]
総合評価 ★★★★★★★☆☆☆ (7/10点)
オススメ度 ★★★★★★☆☆☆☆ (6/10点)
[Memo]
本作はこれで2度目の視聴となるが、やはり空気人形ののぞみを演じたペ・ドゥナが放つ透明感や愛らしさなど、彼女の魅力が堪能できる一作となっていて、空気人形が心を持つというアイデアこそはありきたりかもしれないが、のぞみが纏う空気感とマッチした世界観や、その中に映し出される人々との交流、ドラマ、心理描写も良い。ファンタジー要素強めで現実味のない展開に首を傾げてしまう節は否めないが、"そもそも論"としてファンタジーを受け止めてしまえばとくに気になることはないかと。