数年前、気まぐれに原作を読んで「うわ、くそえぐい。これをどうだおもしろいだろう、みたいなテンションで書いているのが腹立たしい。映画化されても絶対観ないぞ」と心に誓ったのに、気まぐれに映画も観てしまった。
文章だと想像させることでえぐさを演出していたところが、映像では映さないように、言わせないようにしてくれていたので、軽く観られる作品に仕上がってはいたものの、やはり好きではないです。
あと相棒を女性にした理由はなんだったんだろう…。「子どもを持った母の闘う姿」を描きたかったんだろうか。
まぁそれはなんでもいいけど、犯人以外みんな辛いし、でも「うう…心がえぐられる…」と浸れるほど入り込めないし、トータルして後になにも残らない映画でした。