マキッ

ロンドンゾンビ紀行のマキッのネタバレレビュー・内容・結末

ロンドンゾンビ紀行(2012年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

ゾンビVS老人の熱い戦い
イギリスロンドンイーストエンドにて、工事によって掘り起こしてしまった古代の遺跡にいたゾンビに工事労働者が噛まれてしまい、そこからどんどん感染者が拡大してしまったというパターン。まあゾンビ物としては珍しくはない。
ゾンビ物でありがちな問題である、初期武装と立て籠もれる場所が今作は特徴的だったんじゃないかと思う。前者は銀行強盗をしようとしていたので、武装しているという力技で解決し、後者は老人ホームという特殊な立地だった。
今作で一番の見どころは老人とゾンビとの白熱したチェイスシーンにあると思う。ゾンビが低速の場合、自分でも逃げられそうな気になるが、歩行器を使った老人でもギリ逃げられるとまでは思っていなかった。途中で助けが入ったが、入らなくても逃げ切れたような気がする。
また、老人ホームの人たちは割と元気で、老人らしく動きが鈍かったり、耳が遠かったりしたが、ちゃんと銃で武装して脱出に成功している。
ゾンビ物でよくある、ゾンビになってしまった知り合いを倒すのに躊躇してしまって自分がやられるというパターンはなかった。むしろ老人が切ないのうと言いながらあっさりとヘルパーさんを撃ち殺していた。テンポが良くて良いことだ。
やっぱり老人が活躍できる作品は面白い。
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