ぬーこ

博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったかのぬーこのレビュー・感想・評価

4.0
監督 スタンリー・キューブリック
脚本 スタンリー・キューブリック
   ピーター・サザーン

ずっと観たかったキューブリックのブラックコメディ
コメディではあるのだが核戦争による人類絶滅がテーマであるだけに手に汗握る展開。

序盤は何故ソ連攻撃の命令が下されたのか背景が分からず戦闘態勢ばかりが整備されていく。その後狂った将軍(フッ素の入った水道水で勃たなくなったから攻撃というイカれ具合。当時都市伝説としてあったらしい)の仕掛けたことだったと分かる。

タイトルからして博士が仕組んだのかと思ったけど違った。彼は人類の終末を達観した雰囲気の元ナチの博士。つい敬礼しちゃうの笑った。

軍関係者やロシア大使の俗物さがデフォルメされてて笑った。笑いながら核と一緒に落ちていくキング大佐は少し怖かっけど。

観終わったあと一番驚いたのはピーターセラーズが博士、大統領、将軍を止めようとする副官を演じてたのに一番驚いた。


将軍演じたスターリング・ヘイドンは赤狩りで俳優人生終えた。
ぬーこ

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