あらすじ一行、内容もないような物語だとしてもそれを筋道立てて語らない限り成立しない訳じゃないですか。
くっだらないギャグシーンばっかに時間を割いて以て人物相関図の炙り出しを疎かにしたならそりゃあ山場の大乱闘シーンも盛り上がりようがない訳ですよ、本来、その対戦カードから読み取れる文脈に興奮を覚えられるか否かが肝なんですから。
という事で。
違法VCDと、それの販売に携わる人々への激しい怒りを表明した一連の場面を物語上の必然もなく文脈も無視してぶっ込んだ作り手側の姿勢と、幼馴染の妄想に登場するお淑やかなジージャーの姿、個人的な見どころは以上の二点のみでしたよ、と。